経理部門で働くA子さんは新人時代、目前の事務処理に追われている間に、予定していた入金をすっかり忘れ、十五時を過ぎてしまったことがありました。
「どれほど厳しい叱責を受けるだろう」と、恐る恐る報告したA子さんでしたが、上司は「早く気づいてよかったわね。一緒に行きましょう」と言って、外出の準備を手早く始めたのです。二人で銀行へ行くと、窓口担当者の協力もあって事なきを得ました。
A子さんは当時を振り返って、「勇気を出してすぐ報告してよかった。『早く気づいてよかったわね』の一言のどれほど救われたことか」と語ります。
失敗やクレームなどの報告は口が重くなりがちですが、その停滞の末に大きな事故に至ることがあります。スムーズな報告・連絡・相談は、どのような組織にも当てはまる活動推進の要です。
その後、A子さんは悪い情報ほど早めに伝えるよう努めました。先輩となった現在は後輩の報告に受容力を発揮するよう心がけています。
【今日の心がけ】報告は早めにしましょう。